私が作品制作で最も大切にしていることは、「昨日の自分よりも新しい自分であり続けること」です。私は常に、自分の表現を少しでも洗練させ、昨日よりも成長した作品を生み出したいと考えています。そのため、私のアート作品の多くは、1日という短い時間で完成させています。これは制作を急いでいるからではありません。その日の自分をそのまま作品に残したいからです。時間が経つにつれて、自分の考え方や興味、表現したいものは少しずつ変化していきます。何日もかけて一つの作品を制作すると、その変化によって作品の軸がぶれてしまうことがあります。だからこそ私は、その日に表現したいもの、その日に感じたこと、その日の自分だからこそ生まれる表現を、一つの作品として完成させます。そして翌日には、昨日の作品を振り返り、改善点を見つけ、新しい表現へ挑戦します。この「作品を完成させ、振り返り、また新しい自分として制作する」という積み重ねが、私の制作スタイルです。私にとって作品とは、完成が目的ではありません。作品を通して自分自身を更新し続け、昨日の自分を超えていくための記録であり、その瞬間の自分を映し出す存在です。音楽、デザイン、映像など、表現方法は異なりますが、すべてのプロジェクトはこの考え方を軸に制作しています。 このプロジェクトで写真を集めている理由は、単に映像制作の素材を集めるためではありません。私が作品を制作する上で最も大切にしているのは、「昨日の自分とは違う、新しい表現をすること」です。一般的には、作品は最初に計画を立て、その計画に沿って完成まで制作を進めていくことが多いと思います。しかし、私の制作方法は少し異なります。例えば街を歩いていて偶然見つけた景色や物、人との出会い、その日に感じたこと。その時々の環境や出来事をそのまま作品へ取り入れながら制作を進めています。音楽を作るときも同じです。机の上にあるボールペンをノックする音や、テープを剥がす音など、その場にある音を録音して作品に使うことがあります。その日の環境が違えば、作品に使われる音も自然と変わります。映像制作も同様です。制作を進める中で新しい構図を思いついたり、新しい表現方法を見つけたり、その日に見た景色や作品から影響を受けたりします。私はその変化を止めたくありません。だからこそ、一つの作品を長い期間かけて計画通りに完成させるのではなく、その時の自分が表現したいものを作品へ反映させています。この映像作品も、制作が進むにつれて少しずつ変化していきます。作品が進むということは、同時に私自身も新しい表現へと更新されていくということです。その「変化」をより大きなものにするために、私は多くの人から写真を集めています。写真そのものが欲しいわけではありません。写真を撮る人が違えば、見ている景色も、物事の捉え方も、写真の切り取り方も違います。誰かの写真を見ることで、自分では思いつかなかった視点や考え方に出会うことがあります。その出会いが、自分の表現や作品に大きな影響を与えます。つまり、このプロジェクトで集めているのは「写真」ではなく、「一人ひとりの視点」です。100人という数字にも理由があります。もし数人だけであれば、多様な視点を作品へ取り入れることは難しいと考えました。より多くの考え方や価値観、自分にはない視点に触れるために、最低でも100人という目標を設定しました。しかし、100人という数字自体が目的ではありません。この作品の目的は、自分自身を更新し続けることです。そのため、100人を達成した後も募集を締め切ることはしていません。少しでも多くの視点を作品へ取り入れたいと考えています。この映像は10月時点で一区切りとなります。しかし、私自身の表現はそこで終わりません。新しい景色に出会えば、新しい考え方が生まれます。新しい人と出会えば、新しい表現が生まれます。だからこの作品は、完成することを目的とした作品ではありません。他者の視点を受け取りながら、自分自身の表現を更新し続ける。その過程そのものが、このプロジェクトで表現したい作品なのです。 私が音楽制作を始めた理由は、「音楽を作りたい」という強い憧れがあったからではありません。当時、音楽ゲームに夢中になっていて、さまざまな楽曲を聴く中で、「自分でも作れるかもしれない」という純粋な好奇心を抱いたことがきっかけです。そこからスマートフォンだけで作曲を始め、試行錯誤を繰り返すうちに、少しずつ技術が身につき、気づけば自分の活動の軸の一つになるまで続けていました。現在も制作環境はスマートフォンが中心です。私にはまだパソコンがありません。そのため、今できることには限界があります。しかし、その限られた環境の中でも、自分にできることはすべて身につけておきたいと考えています。デザイン、アート、そして音楽。それぞれを個別の分野として捉えるのではなく、一つの映像作品を完成させるために必要な表現として学び続けています。私が将来挑戦したいのは、3DCGやモーショングラフィックスなどを取り入れた映像制作です。映像には音楽があり、デザインがあり、作品全体の世界観があります。どれか一つだけではなく、それぞれの表現が組み合わさることで、一つの作品として完成すると考えています。そのため、音楽制作は単独の活動ではなく、将来制作する映像作品へとつながる大切な土台でもあります。音楽制作で最も大切にしていることは、「昨日の自分よりも良い作品を作ること」です。新しい曲を作るたびに、以前の作品を何度も聴き直し、「どこを改善できるのか」「もっと良くできる部分はないか」を考えます。そして、その反省を次の作品へ生かします。少しでも前回より成長できていれば、それが私にとって一番大切なことです。現在は、楽曲をストリーミングサービスで配信するための準備を進めるとともに、写真を集めて映像作品を作ると言っていたその音楽制作にも取り組んでいます。映像だけでなく、音楽も作品の世界観を形づくる重要な要素として制作しています。今後は、自分自身の歌声を取り入れた楽曲制作にも挑戦したいと考えています。そして、映像と音楽を一つの作品として融合させ、それぞれが互いを引き立て合う表現を実現することが目標です。音楽は単独で完成するものではなく、映像やデザインと組み合わさることで、より深く作品の世界観を伝えることができると考えています。だからこそ私は、音楽を「聴かせるためだけのもの」としてではなく、「作品全体を支える表現の一部」として制作し続けています。